画力がないなら立体を作ればいい

3DCGでワンシーンメイキング(オリジナル小説の挿絵作り)

落書きスピードモデリング、名付けてRASPモデリング

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タイトルの通り、RAkugaki SPeed modeling、略してRASPモデリング。私(大和 司)が作った造語である。多分誰にも通じない(笑)

基本概念

・絵を落書きするように、Zbrushで3次元モデルを落書き感覚で作る。
・ストレスフリーで、それっぽいモデリングで完成とする。
・基本的に、後からの修正で仕上げていくので、暫定の完成を急ぐ。
モデリングとは別に、平行してブラシ技術の習得が必要であり、後からの修正を前提とする。

やってはいけないこと

・ストレスを感じるような細かい部分を作ろうとしないこと。
・科学的に正しい構造を意識しすぎないこと。(関節とか骨格とはとりあえず無視してもよい)
・トポロジの美しさを意識しないこと。(ハイポリ化でどうにでもなる)
・表面の美しさを追求しないこと。でこぼこでOK(ラフモデリングよりもさらに前段階であることを忘れない)
・今できないブラッシングをしようとしない。(やりたいことリストにメモして終わり)

やってもいいこと

・科学的に正しくない構造でもよい
・作ろうとするイメージが想起できる形になっていればよい
・表面がでこぼこしていてもよい
・トポロジの美しさを無視してもよい

むしろやるべきこと

・パーツごとにサブツールに分ける(後々の修正の用意さ)
・RASPモデリングとは別に、ブラシのテストモデリングや、ブラシテストのための挑戦的なモデリング。ただしRASPモデリングとは別の機会で、意識を変えて取り組む必要がある。
・今できないブラッシングや、課題などをメモする「やりたいことリスト」を用意する。Evernoteなどにメモがいいのかも。

目的

モデリングしようとしたときに、なるべくストレス無くスイスイとモデリングできることに主眼を置く。モデリング中にぶつかる課題は、やりたいことリストにメモして、今できる範囲でのモデリングの完成を目指す。

モデリングが辛いのは、課題にぶつかるごとに一つずつ調べて解決方法を得てから、それをいきなり試してみるから大変なことになるのね。うまくいけばHappyで終わるが、うまくいかないと、どこがまずかったのかのトラブルシュートで泥沼になる。それが凄いストレス。

だから、RASPモデリングでは、スイスイ進めることを大切にする。その代わり、平行してブラシ能力の強化のための学習が必要。今のところは榊本で学習することにする。この学習がないと、粗悪なモデル量産作業に等しい。それでは成長しない。

 

ZBrushフィギュア制作の教科書

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3次元だから「きちんと作らなければ」と言う既成概念からの脱却

そもそも、絵は、色んな情報を「丸めて」作られている。省略と表現の結晶だ。だったら、3次元のモデリングでも、情報を丸めて、省略してもいいじゃない?立体だからって、どこまでもリアルを追求しなければならない、なんてルールはどこにもない。

そもそも、立体モデルで「きちんと」作ると、永遠に終わらないよ?

鳥の羽1つ、でもよく見ると、中央の芯から左右にハの字に無数の毛が生えている。で、どこまでモデリングで作るつもり?どこまでつくれば「きちんと作った」ことになるの?よくよく考えると、どこかで情報(モデリング)を打ち切らないと、永遠に完成しないことになる。

では、どこまで情報を丸めていいのか。答え、今の自分の実力でストレス無く作れる状態まで。つまり、今の自分がさらりと作れる状態までなら、情報を丸めていい。造形を省略していい。そういう考えが、RASPモデリングの最も大切な考え方。

商用モデリングには使えないよ。あくまでも趣味用途限定。

なぜなら、納期に間に合わないからね(笑)このやり方だと。あくまでも個人の趣味用途で、後からアップデートが可能な場合ののんびりスタイルにしか合わない。

まぁ、俺専用みたいなもんだから、別にいいよね。

というわけで、今後は、RASPモデリングをベースとして楽しくモデリングをしていきたいと思います。やっぱり趣味なんだから、楽しむことを第一にしないとね♪ 

 


 

(12月10日(月)追記)

ラフモデリング以前の下書き造形までしか使えない

(下書き造形とは筆者の造語です)

RASPモデリングで作った物は流用できない。出来がひどいからだ。だから、ラフモデリングよりも更に前段階、例えば、紙と鉛筆によるラフデザインの変わりに、ダイレクトに3DCGで下書きを造形してしまう、つまり下書き造形に使うのが一番いい。というか、RASPモデリングはそれしか使い道がない。

幸いZbrush 2018からはスカルプトリスプロモードがあるので、それを使ってモリモリと下書き造形をすればいい。サブツールをコピーしてから半透明化し、ZremesherとZmodelerを駆使してラフモデリングを作り、そこから作り込めばいい。

ここで気を付けたいのは、下書き造形とラフモデリングとは違うということ。下書き造形は、輪郭線だけが重要。なので、面の荒れを抑えるという作業は極力避ける。本来ならば紙と鉛筆で線画にするところをモデリングで線を立体にしてしまうという作戦なのだから。線画なのだから、面の荒れは気にしない。輪郭線だけが重要。

そして、下書き造形を参考にしながら、ローポリのラフモデリングを作る。後はディバイドをしながら作り込めばいい。RASPモデリングは下書き造形用の概念と考えるとしっくりくる。しかも面の荒れを気にしないというルールであれば、かなり自由に作れる。全体のバランスを見るのにもいいかもしれない。細部に目がいきがちなモデリングでは、全体のバランスを最初につかむことは大事。